近江きっての古社「多賀大社」
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)の夫婦神を祀る多賀大社は、古事記にもその名を示す古社です。
「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」これは、多賀大社の祭神である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)の夫婦神が伊勢神宮の祭神・天照大神(あまてらすおおみかみ)の親神であることを詠ったものです。
こうした俗謡が生まれるほど、「お多賀さん」は人々に親しまれてきた社です。
多賀大社は、鎌倉時代には犬上郡の総鎮守でしたが、室町中期以降は防人(ぼうじん)と呼ばれる社僧たちが諸国にお札を配り、霊験を伝えたことによって、広く信仰されるようになりました。
その賑わいぶりは、室町時代の「社参曼陀羅(しゃさんまんだら)」にいきいきと描かれるほどです。
現在では、年間170万人を超える人々が参拝に訪れます。
残念ながら現在、神殿は平成19年10月まで続く改修工事の為見ることができませんが、奥書院庭園は見学が可能です。
この庭園は、豊臣秀吉が実母の延命を祈願し、成就のお礼に奉納した一万石で造られました。安土桃山時代の壮麗な作風を眺めていると、曼陀羅絵に登場する参拝客の一人になった心地がします。
お茶を使った料理「シフォンケーキ」
シフォンケーキに抹茶を入れて、若草色のふわふわした焼き菓子に仕上げました。
最近では、洋菓子に日本茶という組み合わせも徐々に増えていますが、軽いシフォンケーキとも相性良好です。
ご年配の方もお若い方も、ぜひこの組み合わせで一度、お茶してみてはいかがでしょうか。
材料(21cm型1個分) | |
【A】 | |
薄力粉 | 100g |
ベーキングパウダー | 小さじ1半 |
抹茶 | 小さじ2 |
塩 | 少々 |
卵黄 | 3個分 |
卵白 | 4個分 |
砂糖 | 100g(50g+50g) |
【B】 | |
サラダ油 | 大さじ4 |
水 | 1/3カップ |
【生クリーム】 | |
生クリーム | 1カップ |
砂糖 | 大さじ1 |
つくり方 | |
(1) 粉に抹茶を加える 【A】の粉とベーキングパウダーと塩を合わせて抹茶を加え、よくふるっておく。 (2) 卵黄と粉を混ぜる (3) メレンゲを加える (4) オーブンで焼く (5) 生クリームを塗る |
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料理のコツ | |
薄くてソフトな感触の絹織物・シフォン。その名の謂れの通りふわっとした軽い味のお菓子です。なんの飾りもない生地が総ての焼き菓子ですから、デコレーションも甘さ控えめの生クリームだけ。 抹茶入りシフォンケーキを作る時は、思い切った量の抹茶を入れて濃い緑にするのがポイントです。このケーキの命はメレンゲですから、卵白の泡立て不足や泡立て過ぎにならないのがコツです。 |