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杜鵑(ホトトギス) NEWS

第67号(2005.09.01)

道の国 「近江」

「京や大阪の玄関口である近江は、交通の要衝地でもありました。

また、琵琶湖を取り囲むように西国と東国、北国を結ぶさまざまな街道がめぐっていることから、「道の国」とも呼ばれています。

湖南から湖東にかけては、東国への道が通います。江戸と京を結ぶ東海道は、鈴鹿の山を越えて近江に入り、土山・水口・石部・草津・大津の5宿を繋いで京へと続きました。

一方、江戸から諏訪・木曽路・美濃路を経た中山道は、伊吹山を越えて近江へと入り、醒井(さめがい)・番場(ばんば)など湖東平野の7宿場を経た後、草津で東海道と合流します。

2つの大きな街道がぶつかる草津や、湖運の荷物が降ろされる大津は、多くの旅人たちで賑わいました。

彦根から米原や長浜・木之本など湖北の地を琵琶湖に沿って北上し、加賀金沢を越えて越後まで続く道は北国(ほっこく)街道と呼ばれており、戦国時代には上洛を繰り返す武士たちが通った道です。

米原や長浜の港には、北国(ほっこく)街道や中山道から大津への荷物が運ばれ、これらの宿場は水運の要衝としても栄えました。

琵琶湖の西岸」にも、北国への道があります。

大津から坂本・今津などを通り、海津からは内陸部を敦賀へと至る北国海道(西近江路)は、平安時代から宿場がおかれていたと伝わる古い道です。

また、朽木経由で小浜と京を結び、新鮮な一塩の魚の輸送に使われた「鯖街道(さばかいどう)」と呼ばれる若狭街道にも、多くの人々が行き来しました。

「雨の日は雨のふるさとであり、粉雪の降る日は川や湖までが粉雪のふるさとであるよう、においをのこしている」と、近江の地をことのほか愛した司馬遼太郎も、何度も街道を訪れました。

お茶を使った菓子「お茶あめ」

あめは古くからあったもので、薬用にもあてられました。
お茶を入れたものは、色の美しさや香りの良いことで、人々に愛されています。

【材料】
砂糖・・・・250g
水・・・・・125ml
水あめ・・・・30g
サラダ油・・・適量
抹茶・・・・・・5g

【つくり方】
1.厚手の鍋に分量の水と砂糖入れて混ぜ、強火にかけて砂糖をとかす。

2.(1)が沸騰したら、水あめ・抹茶を少量の湯でといたものを加えて、強火で150℃になるまで煮つめる。

3.油をぬった大理石などのような冷たい台の上に流し、そのままおく。あめの流れが止まったら、折りたたみながらまとめて、棒状に延ばし、鋏で小口から手早く切る。

(茶のすべて)

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