東海道五十三次 「草津宿本陣」
草津は、東海道五十三次のうち品川から数えて五十二番目の宿場町で、中山道との合流地であり、大名の参勤交代や御茶壷道中などの定例通行、一般の旅人など、多くの人々で賑わった宿場町です。
関ヶ原合戦の翌年から始まった東海道整備の時期に成立し、次第に整えられました。
1843年頃には、本陣2軒、脇本陣2軒、旅籠屋72軒が並んでいたとの記録も残っています。
多いときには、132軒の旅籠があったともいい、市が開かれたり、宿内の寺社で相撲や狂言が行なわれるなど、人々の交流の場としても機能していました。
本陣とは大名や公家、幕府の役人など貴人専用の高級宿泊施設のことで、草津では2軒あった本陣のうち、田中七左衛門本陣だけが残っており、全国に現存する本陣跡のなかでも最大級の規模を誇っています。
宿泊者のなかには、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)や吉良上野介、土方歳三や徳川慶喜などの顔ぶれもありました。
JR草津駅周辺は、大きなビルが建ち並びすっかり様変わりしましたが、両側に商店や民家が並ぶ旧街道の町並みは、まだ往時の匂いを残しています。
お茶を使った料理「茶衣揚げ天ぷら」
白身魚の切り身を、抹茶を入れた天ぷら衣を付けて揚げます。色が美しく食欲をそそります。
材料 | |
白身の魚 | 小8切れ(320g) |
塩 | 少々 |
小麦粉 | 1カップ |
卵 | 1個 |
水 | 3/4カップ位 |
抹茶 | 小さじ1/2杯 |
つくり方 | |
1. 魚の切り身に塩を少し振っておく。
2. 小麦粉と抹茶を混ぜてふるいに掛けておく。 3. 卵をとき、冷水でのばしてカップ一杯にしたものをボールに入れる。そこへ(2)の小麦粉を入れて粘りを出さないように混ぜて衣をつくる。 4. この衣を(1)の魚に付けて、180度位で揚げる。 |