紅葉の名所「近江」
ようやく残暑をやり過ごし、朝夕にひんやりと肌寒さを感じる頃ともなれば、湖国の主役は蒼くきらめく湖から秋化粧の山々へ・・・。
五穀豊穣を祝う祭りばやしが里山にこだまし、琵琶湖を囲む山々が錦絵のごとく色づき始めれば、いよいよ紅葉シーズンの到来です。
関西有数と謳われる湖東三山や永源寺の紅葉を筆頭に、湖北から湖西、湖東、そして湖南へと色くれないに染まる晩秋の近江古寺は、訪れる人の心を万葉の世界へといざないます。
鈴鹿の山裾に佇む百済寺、金剛輪寺、西明寺の三寺は、湖東三山と称される天台宗の古刹です。秋には、紅葉の絶景が訪れる人を迎えてくれます。
お茶を使った料理「茶園の月見」
秋といえば「お月見」・・・。風流人ならずとも楽しみたいひと時です。吉田兼好は「満月よりも雨で見えぬ月、雲間隠れの月の方が上」といいますが、私は一点の陰りも無く青く輝く満月が大好きです。
材料(4人分) | |
だし汁 | 2+1/2カップ |
ソバ米 | 大さじ2 |
調味料【A】 | |
塩 | 小さじ1/2 |
みりん | 小さじ2 |
薄口 | 小さじ1 |
くず粉 | 大さじ1 |
抹茶または粉末茶 | 小さじ1 |
湯 | 小さじ3 |
温泉卵 | 4個 |
針海苔 | 適量 |
つくり方 | |
(1) 緑茶あんを作る 出し汁に洗ったソバ米を入れて火にかけ、しばらく炊いてソバ米が柔らかくなったら【A】で調味をして吸い地を作る。くず粉でとろみをつけ、溶いた抹茶または粉末茶を加えて、緑茶あんにする。 (2) 豆腐 (3) 仕上げ (4) 針海苔を添える |