「膳所茶(ぜぜちゃ)」は、かつて滋賀県大津市で生産され、幕末には日本初の対米輸出品となった歴史を持つ伝説のお茶です。
1854年、日米和親条約の締結に際して行われた宴席で、ペリー提督にこの膳所茶が振る舞われました。

ペリーはその香りと味わいに深く感動し、「これまでに飲んだ中で最高のお茶だ」と最大級の賛辞を贈ったと伝えられています。
この出来事をきっかけに、幕末から明治初期にかけて、膳所茶は日本を代表する輸出銘柄としてアメリカなどへ渡っていきました。

かつては徳川将軍家への献上茶としても重宝され、茶人・小堀遠州も愛したとされる由緒正しきお茶ですが、現在は「幻」とされています。
明治以降、生産拠点であった大津市膳所周辺の宅地開発が進み、茶園が次々と姿を消してしまいました。

膳所茶は、渋みが少なく、まろやかで奥深い甘みと、鼻に抜ける爽やかな香りが特徴です。
膳所は「膳所焼」という陶器でも有名です。かつては、膳所茶を膳所焼の器で楽しむのが最高級の贅沢とされていました。
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