1200年の伝統の味と香り「朝宮茶」
滋賀県は、日本のお茶の発祥地とされ「日吉神社神道密記」には、延暦24年(西暦805年)に伝教大師最澄が唐より持ち帰った茶の種子を比叡山麓の日吉大社あたりにまかれたのが始まりと記されています。
また、「類聚国史」には、弘仁6年(西暦815年)4月、嵯峨天皇が唐崎の梵釈寺に行幸の折、宗福寺の僧永忠が茶を献じたことや、同年6月、天皇が畿内および近江(朝宮)、丹波、播磨諸国に茶を栽植させ、これを献上させたことが記されています。
朝宮茶は、滋賀県最南部に位置する高原地帯にあり、茶園は標高300~500mの山間部で約120haの茶園面積を有し、日本の五大銘茶の産地に数えられ、特に香気に優れる高級煎茶の産地として発展してまいりました。
平成19年度全国茶品評会では、煎茶の部で日本一に輝き、農林水産大臣賞を受賞するなど、「朝宮茶」は高級茶として名声を高めています。。