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杜鵑(ホトトギス) NEWS

第48号(2004.02.01)

お茶は、頭の回転をよくする

前の晩、夜ふかしをしてしまった、あるいは、なんとなく頭がボンヤリしてすっきりしない。あなたも、そんな経験はきっとおもちでしょう。

特に受験生は、頭がいつもさえていないと、受験勉強にも影響します。でも、どうすればいつも頭をすっきりさせておけるかとなると、なかなか効果的な方法は見つからないものです。

そこで、その方法の一つとして有効なのがお茶です。というのも、お茶には記憶力をアップする力があるからです。

お茶に含まれるカフェインには、脳を刺激して頭の働きを活発にしてくれる働きがあるのです。また、穏やかな興奮作用というのもあります。

カフェインが大脳中枢、特に大脳の知覚中枢に興奮的な作用を及ぼします。よく、お茶を飲んで寝ると、なぜか興奮していつまでも眠くならない、という人がいますが、まさにそれは、カフェインの興奮作用によるものです。

頭をすっきりさせ、回転をよくするには、一杯のお茶が大変役立ちます。

(日本茶倶楽部)

茶の十徳

栂尾山高山寺の明恵上人(1173~1232)が、茶の10の徳を自筆で芦屋釜に刻み込ませたと伝えられています。

明恵上人は、栄西禅師から茶の種子をもらい栂尾に茶の種子を播き、これをもとにして全国各地に茶の栽培を奨励したといわれ、こうした高僧によって茶の徳が宣伝され、茶を飲む習慣が寺院を中心に上流社会に広がり、徐々に一般大衆にも普及していったといわれています。

「茶の十徳」は、茶を飲み続けることによって授かる茶の効能を10項目に整理、集約して、広く世間に教えたものです。

(1)諸仏加護
諸仏の加護があってこそ、茶が日常の行事として仏前に供えられるまでになりました。茶を飲めば必ず加護があります。

(2)五臓調和
茶の効用は、体全体の均衡のとれた機能と維持に役立ち、病気を未然に防ぎます。

(3)孝養父母
茶の深い味わいは健康を保ち、素直な心を養い、父母への感謝の心を育て孝養を尽くすことになります。

(4)煩悩消滅
静かに端座し茶を飲み、心を落ち着かせれば煩わしい世事と疲れを忘れさせ、煩悩も消え失せます。

(5)寿命長遠
心に煩悩なく身に病気さえなければ、日々の仕事に精励でき寿命も長くなります。

(6)睡眠自除
茶は神経を活発にさせ、頭脳と血液の循環を増進し睡魔を除去することができます。

(7)延命息災
茶は強精力もあり、元気に暮らすことができます。茶人には息災で長寿者が多いです。

(8)天心随心
茶を飲むときは心を落ち着かせ、無我無心で純真な心になりきることができます。このため天神の心に叶い随う心境になります。

(9)諸天加護
邪気邪念もなく、祈らずとも神仏の加護があります。

(10)臨終不乱
昔、茶は仙薬として珍重されました。茶を愛飲すれば、心の平静を保ち天寿を全うできます。

(緑茶の事典)

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