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杜鵑(ホトトギス) NEWS

第47号(2004.01.01)

いろいろ入ったお茶の成分

お茶は体にいい、多くの方がそうおっしゃいます。それもそのはずで、お茶には体にいい成分がたくさん含まれています。その数はなんと十数種類にものぼります。

しかも、お茶が他の一般の植物の葉と違うのは、第一にカフェインを含むことです。

カフェインは、眠気をさまし、疲労回復に効果を発揮するため、現代のようなストレス社会には貴重な成分といえます。

次に、タンニンがたくさん含まれることです。タンニンは胃や腸の粘膜を保護し、その働きを促します。胃腸の弱い方に、特に必要な成分です。

また、もう一つ大きな特徴として、ミネラルの中のマンガンが多量に含まれることがあげられます。これも物質代謝に欠くことのできない成分です。

他にも、疲労回復をはじめ、高血圧にも効果的なビタミンCがたくさん含まれますし、アミノ酸も豊富です。

さらに、葉緑素、青葉アルコール、マンガン以外のカリやマグネシウムなどの無機成分もたくさん入っています。

世界で40万とも50万ともいわれる数の植物の中で、ビタミンC、タンニン、カフェインの三つの成分を含むものは、ほんの数種類といわれます。その一つがお茶です。

(日本茶倶楽部)

がんの予防

お茶には、がんを防ぐ効果があると注目されています。

がんという症状は、がん細胞の芽を作るイニシエーション、それをがん組織にまで成長させるプロモーションという段階を経て起きると考えられています。

この段階で、それぞれお茶の入った餌と入ってない餌をマウスにあたえて行った実験によれば、お茶の入った餌を食べさせたマウスは腫瘍の発生率が低く、腫瘍の増殖も抑えられたことが確かめられています。

疫学調査でも、お茶を1日10杯以上飲んでいる人は、がんによる平均死亡年齢が、1日3杯以下の人より男性で5歳、女性で7歳高い結果がでています。

つまり、長生きして毎日10杯以上お茶を飲んでいる人は、全ての年代にわたってがんによる死亡率が低いことが確認されており、またお茶を栽培し、毎日お茶をたくさん飲んでいる地方では、他の地域に比べてがんによる死亡率(標準化死亡率)が低いという疫学的調査結果も報告されています。

(緑茶の事典)

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