疲労回復にはお茶が一番
最近、どういうわけか疲れやすい。そんな悩みをお持ちの方はいませんか。
疲労は万病のもと。早いうちに回復したいものです。
ところで、疲れたときにお茶を飲むと、全身から力がすっと抜け落ちて、疲れも洗い流されるような気分になったことはありませんか。
それはあながち、気分的なことだけではないのです。実際、お茶は疲労回復に大変効果を発揮する飲み物なのです。
疲労を回復するには、体の中にたまった疲労物質を外に排出しなくてはなりません。その点、お茶に含まれたカフェインがその働きをしてくれます。
というのも、カフェインには血液の循環をよくし、利尿作用を活発にする働きがあるからです。
この2つの働きでもって、体にたまった疲労の素を外にだしてくれるのです。
同時にこれは、耐久力を増すことにもつながります。疲労が早く回復すれば、それだけ耐久力・持続力が増すことになります。そうすれば、仕事やスポーツに、思う存分、力を発揮することができます。
疲れやすいとお悩みの方は、手近かなところからその対策をしましょう。それにはお茶を飲むのが一番手っとり早く、効果的です。
(日本茶倶楽部)
冷茶の作り方
お茶には「熱い茶」のイメージがありますが、冷たい茶にも風情があり何とも言えない味わいがあります。
家庭での冷茶の作り方・出し方には、次のようなものがあります。
【水出し用ティーバッグを使う場合】
(1)水出し用ティーバッグを冷水ポットに入れる。水0.5リットルに水出し用ティーバッグ1袋(5g)が目安。
(2)10~15分後にトングか長箸で水出し用ティーバッグをよく絞る。成分を出すためよく絞ることが大切。急ぐ場合はポットの口を押えて上下に振るのもよい。
(3)ポットから水出し用ティーバッグを取り除く。ポットには水と一緒に氷を入れるのもよい。
(4)冷蔵庫に入れておき、いつでもおいしく飲めるようにしておく。
【冷水を使う場合】
(1)急須に茶の葉を1人大サジ2~3杯を目安に入れる。少し多めに入れるのがポイント。
(2)あらかじめ冷しておいた水を、お茶の葉が浮き上がらない程度に静かに急須に注ぎ、4~5分後に飲む。少し長めにおくのがコツ。
(3)急須や茶碗なども涼しげな器を使いながら楽しみたいものです。最近ガラス製の容器も普及しています。
【氷入れの器を使う場合】
(1)1人前3gを目安にお茶の葉を急須に入れる。
(2)60℃程度に冷ました湯を急須に注ぎ1~2分待つ。
(3)その間、ガラス器に氷を入れておく。
(4)(2)の急須の茶を注ぐ。
(緑茶の事典)